ケアマネージャーやホームヘルパー、ケースワーカーなどの介護職員のニーズが増しているのは、やはり高齢化の波が押し寄せていることに起因しているといえるのではないでしょうか。
日本全国各地から、老人ホームやサービス付高齢者住宅などの施設のオープンの話題が聞こえてくることからもわかります。
人のために役に立ちたいと思うことだけで、介護の現場に入ってくる人が多いのも現実です。

しかしながら、あまりの激務についていくことができずに、すぐに退職や転職をしてしまうというケースが後を絶ちません。
施設運営者やマネージャーの悲痛の声が度々のように聞かれます。

確かに人のために働くという思いを持つことは大事なことですが、そればかりでは厳しい現場で活躍することは難しいといえるのかもしれません。

長く続けてくれるかどうかを見極めるためとして、職務経歴書の書き方を採用のポイントにするという人事担当者が増えています。
職務経歴書は、過去の勤務経験が一目でわかるツールとして、採用の現場では参考にされることが多くあります。

介護職員として通用するかどうかを職務経歴書だけで判断するのは難しいといえますが、人事担当者は長年の実務経験をもとにチェックするのです。
介護現場での勤務経験が多いとしても、退職や転職を繰り返す傾向がある人などについても職務経歴書を見れば一目瞭然といえるでしょう。

まだまだ増える高齢者に応えるために介護現場の模索は続きます。